タイフリーデンタルクリニック記事掲載

 TMDC MATE (東京都歯科医師共同組合発行)2005.7月号にKADVOタイ無料歯科クリニックの活動が掲載されました。今年で第8回を迎える、タイ国内のフリークリニックですが、第6~7回を私、村田が実行委員長を任せられました。この記事では KADVOの発足の経緯やタイ国のみならず他国でのKADVOの活動の紹介を含め紹介しております。記事の掲載写真は第7回のカンチャナブリ地区の活動の写真ですが、場所こそ異なりますが、毎年同様な活動を行っております。私は今期実行委員長を降りましたが、今年も11月にはタイ国内のコーンケーン地区での無料歯科活動にも参加いたします。記事の掲載内容やKADVOの活動に興味のある方はお問い合わせいただければ幸いです。

DSC00152.JPG

2005年6月29日 12:13 PM  カテゴリー: 院長報告

ワールドカンファレンス写真集

2005年6月5日~10日までネバダ州 ラスベガスにてノーベルバイオケアーワールドカンファレンスに参加しました。その会場と 雰囲気の写真を掲載します。
2005.6.5-10 086.jpg

2005.6.5-10 099.jpg
2005.6.5-10 100.jpg
2005.6.5-10 101.jpg
2005.6.5-10 102.jpg
2005.6.5-10 103.jpg
2005.6.5-10 104.jpg
2005.6.5-10 105.jpg
2005.6.5-10 106.jpg
2005.6.5-10 107.jpg
200565-10_066.jpg

2005年6月17日 10:56 AM  カテゴリー: 院長報告

頑張った I さん

昨年の春に初診で来られたIさんは30代の体格の良い男性でした。来院の理由は歯がぼろぼろで咬むことができないという事で、今まで歯科治療恐怖症で怖くて歯科院へいけなかったそうです。いよいよ決心の末に、私どものところに来られたそうです。確かにIさんは歯科院が苦手らしく 口の中を拝見してるときにも 額には汗びっしょりでした。Iさんには失礼ですが 奥歯は残根状態で咬む歯がない状態でしたので、治療の方法を説明し、了解を得た後に まずは歯科院に慣れていただくために 歯のクリーニングを行いましたが、緊張と 恐怖の成果はやり汗びっしょりでした。次の治療の時には 残せない歯を抜くことを告げて初回の治療を終え、次回の来院を待ちました。Iさんは次の約束時間に送れず来ました。きっと一大決心で来た事と思います。残根の歯をまず一本づつ抜くこととしました、この時私は Iさんに麻酔は全く痛くないとお話して、細心の注意して行いました、ここでもし私の麻酔が痛ければ きっとその後の治療もできなかったぐらいIさんは緊張していたと思いました。無事に抜歯も終わりIさんには頑張りましたねとお話しすると 大変うれしそうな笑顔で答えていただきました。きっと十分でもほっとしたことと、歯科治療ができるという自信も、持ったのでしょう。しかし額にはあせがびっしょりでした。歯科治療恐怖症のIさんの治療は抜歯 根の治療 虫歯と全部の歯に及ぶものでした。治療を続けるうちに夏を向かえ 体の大きなIさんは治療には慣れてきたものの やはり汗びっしょりで、いつも治療室を後にしていきました。そんなことを続けてるうちにIさんも歯科治療に前向きになり 綺麗にして しっかり咬めるようになりたいと言う方向になって行きました、奥歯をほとんど抜歯したものですから ブリッジもできない状態でしたので 義歯で対応を考えていましたが、まだ30代の働き盛りの男性ですので 入れ歯は嫌だとの事でした。そこで私がインプラント治療のことを説明すると 是非それでということになりましたが、なんてったって 歯科治療恐怖症で何十年も歯科院へいけなかった方がインプラント治療は向かないだろうと思って 私も説明しなかったのですが なんとIさんは是非お願いしますとのことになりました。しかし残念なことに 上顎の一部にインプラントを行うほどの骨の厚みがなくて、インプラントは難しいよと話したら 他の方法はありませんかとのこと、なんて人は変わるのかと思いました。思案の末に骨の薄いところへは自家歯牙移植で対応し、ブリッジの土台としました。また骨のあるところへはインプラント治療を行う方法としました。
インプラント手術のときでしたが、緊張のあまりIさんは気分が悪くなりました、中止にしましょうと告げると、先生 頑張りますからお願いしますとIさんはいうのです。私は この患者さんは本当に変わろうとしてるのだなと思いました。そんなIさんの治療も昨年の暮れには全部終了しました。なんと歯科治療恐怖症で歯科院の前をうろうろしていた方がインプラント治療、歯牙移植まで含めた全顎治療をほぼ八ヶ月かけて一日も キャンセルせずにやり遂げました、すばらしいことだと思いました。もちろん一番喜んだのはIさん本人だと思います、なってたって歯科治療恐怖症を克服したのですから。私たちも 感謝されましたが、逆に 私はIさんから多くのものを教えていただいたように思いました。何時の時代も歯科治療は怖がられ 嫌われる行為だと思いますが、少しでも喜んでいただける患者さんに合えることで私たちも救われる という気持ちになりました。 こちらこそ感謝いたします。

2005年3月16日 5:29 PM  カテゴリー: 院長報告

HP更新のお知らせ

 この度ホームページを更新いたしました。従来のHPも約2年間使用し 皆様に提供してきましたが、ここで新たに 内容を充実させたものを製作いたしました。新たに追加した項目は
1 治療価格表
2 歯科情報
の2点です。歯科治療価格表は 多くの患者様が最も気になる部部だと思いまして、明示しました。この表が示すものは 最終装着物の価格です、治療中の費用などは ほぼ保険適用と考えますが 治療費の合計ではありません。また保険適用の治療費については掲載してませんが、何処の歯を治療しても全てカバーしております。次に歯科情報ですが、最新の歯科治療の方法や 高度歯科治療の方法や 欠点 利益などをお知らせしたいと思っておりますまた皆さんからのお問い合わせや セカンドオピニオンとして 歯科治療の相談も行っていきます。特に口腔インプラント治療に関するお問い合わせや疑問なども
インプラント学会認定医として一般の方々にも説明する義務もあると考えております。

2005年3月11日 3:14 PM  カテゴリー: 院長報告

インプラント学会認定として

 最近 パソコンのホームページで歯科院を検索するとなんて多くの歯科院でインプラント治療を行ってるのかと驚くばかりです。このことはインプラント関係の学会に参加しても感じることであり、
特に若い先生が多いことに驚きを感じざるを得ません。勉強することは大変重要ですが、誰しもがインプラント治療をしなくてはならない理由はどこにもないと思います。まずは一般歯科の治療の習得に努めるべきで、 歯科治療 全体のことができるようになって初めてインプラント治療をご自身の手法に取り入れるようにすべきと思います。親知らずも抜けない 歯科医が インプラントをすることもあるようです。ちょっと怖い気がします。私の医院でも昨年より今年のほうがインプラントの需要が高く、手術回数も増えました。これも患者様がインプラント治療をよく知っていられる方が増えたのが要因だと思います。しかしインプラント治療はまだまだ歯科医師全員が行ってるわけでもありませんし、このような治療を行っていない先生の治療技術が低いわけではありません。歯が欠損したら従来から行われてる、ブリッジや義歯なども歯科治療として立派に機能してますし今後も続けられることと思います。歯が失われたらなんでもインプラント治療にしなくてはならないことはありません、全ては患者さんの要望によって選択されるものと考えます。どのような方法をとっても欠点も利点もあります、人工物のため寿命や耐用年数もあります。特に最近は審美治療に傾向が強いように思います、インプラントにおいてもその方向は同じです。前歯部なら審美は優先されますが、臼歯部にいたるまで歯肉のした深くインプラントを埋め込んで 自然な歯の形を作ろうという傾向です。しかしいかに天然歯ようなものを作っても、本質は人工物です。前歯部なら清掃も可能ですが臼歯部の清掃はかなり難しいと思います、このような場所に深くインプラントを埋め込む必要があるかいささか疑問です。患者様は高額な費用を支払って自分の歯がよみがえった感覚になると思いますが、われわれ歯科医は見てくればかりにこだわった処置は考えるべきかと思います。私は 今年度 学会の認定になりましたた。、インプラント治療の研修は益々行っていきますがそれと同時に従来の方法もさらに研修すべきと認定になって改めて思いました。

2004年12月21日 12:18 AM  カテゴリー: 院長報告

30年目の禁煙

 長年吸い続けてきたタバコともついに決別の時が来ました。タバコの害については私も一般的なことは知っていますが 別にタバコを止めて肺癌にならなくても他の癌になって死んでしまうなら無理して止める必要は無いと今まで無理な言い訳で禁煙を拒んできましたが、ついにこの10月1日から人差し指と中指のお友達と別れを告げました。なぜなら 声帯ポリープのオペが7日後に迫ってきたからで、医者にはオペ前の1週間とオペ後しばらくは禁煙しなさいと指示が出たのです。しかもそのポリープは4~5年前から育てきたために結構、大きく、タバコによる低音火傷の痕もあり、ちょっとやな感じの画像のため、この際だからタバコも止めようと決心して禁煙モードに入りました。おかげさまで 禁煙してからは寝起きの咳も出なくなりました、オペの結果か自慢のダミ声もハスキー声に変り周囲からの評判も上々で、特に患者さんから「先生タバコ臭くなくなった」といわれるようになりました。考えてみれば、いくら手洗いをしても衣服には臭いが付、タバコ嫌いな方にはずいぶん嫌な思いをさせたなと反省してます。自分が吸わなくなると吸ってる人のタバコのの臭いがわかります、基本的に嫌いではないのでかまいませんが、タバコ嫌いな患者さんに、今まで治療していた事を考えるとずいぶん申し訳ないことをしたなと スタッフにも患者さんにも頭を下げざる得ません。

2004年10月19日 12:16 AM  カテゴリー: 院長報告

タイ国 無料歯科治療報告

 第7回KADVOタイ無料歯科クリニックがタイ国内 バンコクよりバスにて3時間余りの場所にあるカンチャナブリ地区で開催されました。
ご存知の方も多いかと思いますが、映画「戦場にかける橋」で有名な、バンコクでも景勝地の一つとしてあげられる地でもあります。
 今回の活動でもタイの有力なサポータのマヒドン大学歯学部、サミティーベート病院、DPFなどの機関や政府関係者の協力を経て行うことができました、特に今期はタイ 王妃72歳の誕生記念事業にも認定されたことから、多くの報道関係の取材もありました。この活動の成果は2日間で800名上の治療と400名に及ぶ歯科予防活動を行うことができました。日本からは40名余り医療関係者と現地サポーター120名の協力を持って無事に活動を終えたことに実行委員長として参加していただいた皆様に感謝申し上げます。来期のこの活動からは実行委員長を降りますが。来期は カンボジア、ラオスなどへ広い活動の輪が広がる予定です。是非海外ボランティアーに興味ある方は医療関係者のみならずこの、KADVOの活動に参加してください。

2004年10月16日 12:15 AM  カテゴリー: 院長報告

我が家の愛犬も歯周病に!

 我が家の愛犬 パーズ(ラブラドールレトリバー)の口が臭いと母親が近所の獣医さんへ連れて行ったところ、先生いわく「これは歯周病ですね」と診断され、「薬お出しますから飲まして様子お見てください」と言って薬を飲むことになりました。しかし歯周病の薬ってなんだろうと思います。常日頃患者様に歯周病の治療で補助的には薬を用いますが、薬で歯周病が直るなんて聞いたこともなければ、実際に行ったこともありません。確かに歯周病は細菌感染によって生じることはわかっていますが、その進行段階で治療は異なるもので、初期の場倍は薬物療法やブラッシング程度で改善予防はできることも多いですが、口臭を伴うような進行性の場合はとてもマウスリンスや薬物療法では改善しないと考えます。確かに獣医さんも これで改善しない時は、全身麻酔で歯石除去をするといってたそうですが、なんと大変なことか、処置をするほうも、されるほうも結構、重労働だと思います。
 歯周病は人であってもペットであっても食生活に左右されるということは研究などでもわかってきております。食べやすく栄養価の高い現代の食生活は、咀嚼という事を忘れがちにします。咀嚼とは
噛み砕き、その食物の味を引きだし、消化吸収しやすくするための動作です。あまりにも柔らかい食物は噛み砕くという動作をしないため、その歯を支える組織や、筋肉、あごの骨までに力を与えないために廃様性萎縮をもたらし周囲組織の退化の結果歯周病も引き起こされることも多いかと臨床を通じて思うことです。きっとわが愛犬もドッグフードという高カロリー、高たんぱくの食べやすい食生活の結果、歯周病が進行したのだと思います。

2004年8月31日 12:14 AM  カテゴリー: 院長報告

インプラントオープンオペ見学の提供

 これから新たにインプラント治療、導入を考えてる先生、さらに勉強したいとお考えの先生を対象にライブオペ見学を提供します。
講習会や講演会でスライドや講師の話だけでは本当の治療のことを理解することは難しいと思います。術前準備や術中の器具器材の準備、実際の手術手技などは講習会では説明してくれません。確実な施術によって成功するインプラント治療を是非修得してください。患者さんにも喜んでいただけるインプラント治療を提供してください。これからスキルアップを考えてる先生に提供いたします。
見学日時等はお問い合わせください、但し歯科医師または歯科衛生士の方にに限らせていただきます。見学は原則土曜日の午後、少数の方で行ないます、見学後検討会も行ないたいと思います。
 参加費用、内容などお気軽にお尋ねください。
お問い合わせ、申し込みはホームページの問い合わせ欄へ御願いします。
23_1.jpg

2004年8月28日 12:13 AM  カテゴリー: 院長報告

KADVOタイフリークリニックのお知らせ

今年度、タイフリークリニックの開催お知らせを致します。今回で7回目を迎えました、タイ歯科医療活動は今年9月19日より23日までの期間、タイ国 カンチャナブリ地区で活動いたします。当地域は、映画戦場に架ける橋でも知られている。景勝地でもありますが、周囲は農村地区でいまだ貧困の地でもあります。今回も、タイ国の協力を得て1000人規模の治療を考えています。歯科関係者のみならず是非多くの参加団員を募集いたします。またKADVOの活動はタイ国のみならずフィリッピン共和国でも行なっております。海外ボランティアーに興味ある方は是非一方下さるように御願いいたします。
問い合わせ先
 村田歯科医院HPの問い合わせ欄
 KADVO HP
       KADVOタイフリークリニック実行委員長
                  村田功

2004年4月13日 12:08 AM  カテゴリー: 院長報告