歯軋りと歯周病

こんにちは 院長村田です。今日オペは歯軋りのためにグラグラ そして歯肉が腫れる患者さんの上の歯の犬歯の保存処置でした。歯周外科といいます。10年前にもこの患者さん反対の犬歯を同じような処置をいたしました その時には抜歯も考えましたが 出来るところまでやってみようとの事で処置いたしましたが おかげで現在も全くもんだなく機能しています。今回も同じように 歯肉を切開剥離し汚れた根面をレーザーおよび器具で整え 人工骨を充填し縫合します。たく30分のオペですが健康保険適用の処置のために患者さんの経済的負担も少ない処置といえます。特に犬歯はかみ合わせや顎運動にも重要なキーティースですのでの保存する事は大変重要と考えます。
 歯周病の悪化はご自信の歯軋りにや喰いしばりによって重症化もしますので注意が必要です。

2011年1月28日 11:22 AM  カテゴリー: 未分類

学会活動と講演会

 今年は1月から所属学会の講演会 理事会から始まり2月には関東甲信越地区インプラント学会出席、神奈川歯科大学 所属教室の総会 4月には解剖学口座での講演会、6月には調布歯科医師会からの要請で市民公開講演 所属学会での症例講演会等既に予定が来ています。先の話ですが10月のギリシャでのEAO インプラント学会の出席などスケジュールの調整が大変です。この間にもいくつも学会の参加が出てくると思います。私ごとですが、息子も2月には国家試験があります、春には歯科医師として歩みは出す予定です、いつか一緒に講演会活動ができたらと夢も膨らみます。

2011年1月26日 4:21 PM  カテゴリー: 未分類

歯周病の話 その1歯肉炎と歯周病

 こんにちは 院長村田です。今日は歯周病のお話を書かせていただきます。歯周病という名前は良くご存知だと思います。以前は歯槽膿漏と言っていました。歯周病と歯肉炎は同じような症状ですを持つ事がありますが、異なった病気です。
 歯肉炎は歯の周囲の歯肉が腫れた状態を指します。すなわち歯を支える骨 歯槽骨といいます 全く問題のない状態ですので 歯がグラグラするような事はありません、比較的若年者 10代前半から20歳ぐらいまで多い症状です。 多くは歯磨きのしかたが悪くプラークコントロールが不良の場合に生じてます。この結果歯肉の溝に歯石やプラークが停滞し歯肉が腫れる状態を歯肉炎といいます。また 不正咬合 開口や口呼吸により口腔内の乾燥も歯肉炎を生じます。歯肉炎の場合は 正しいブラッシングや歯石除去で著しい改善が見られます。口呼吸や開口のかみ合わせによる場合は歯科医院で相談をされると良いと思います。
 歯周病は歯肉の腫れのほか歯を支える骨がなくなることにより、歯の動揺が生じたり、咬みにくくなり、最終的には歯が抜け落ちる結果も招きます。歯周病の原因には様々な要素が絡み合っています、
しかしながらまず初発的な症状は細菌が歯の周りに蓄積したことによる歯肉炎から起こると考えます。
その歯肉炎を放置する事により歯石の沈着が歯肉の溝にたまり その溝が深くなる ポケットと言います その結果歯周病菌の生活の場が広がり益々歯を支える組織を破壊していきます。その一方生体は免疫反応のよって歯周病菌の産生する毒素をに対して組織を守ろうとする 細菌との攻防が生じて その結果腫れや痛み膿の排出などの不快症状が生じてきます。このとき多くの方は歯茎が腫れた、歯がぐらつくなどの症状を訴えて御来院されます、このとき既に歯周組織は大きなダメージを受けてるときが多いのです。すなわち歯肉が腫れてきたときには士でにその周囲の骨がなくなっているために風船が膨らむように歯肉が盛り上がってくる事になります。歯周病は静かなる病魔とも言われ、患者さんが気がついたときには既に進行が始まってる状態と考えてください。
 今日は歯周病関連のお話をさせていただきました、多くの方に少しでも理解していただけると幸いです。 院長村田

村田歯科医院では歯周病の予防に力を注いでいます
画像は 歯周病の進行状態を示した図です
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2011年1月21日 10:00 AM  カテゴリー: 未分類

EAO学会参加へ

EAO ヨーロッパで最も大きなインプラント学会が10月13日から15日までアテネで開催されます。昨年は イギリス グラスゴーでしたが休めないために行けませんでした。是非今年は参加したく計画してます。この学会は2年前のモナコが初参加でしたが世界中からインプラント専門医などが4000名集まり、最先端の治療や新しい生体材料まで幅広く情報が集まり、インプラント治療のゴールデンスタンダードが学べます。現在世界でどのような考えの元 治療が行われてるかの貴重な情報を得ることができます。日本からも勉強熱心な歯科医も多く参加すると思われます。私も勉強仲間の友人を誘い 今回は参加しようと考えてます。東京からアテネまで様々な行きかたがあるようです。ロンドン経由 パリ経由 フランクフルト経由、時間も限られる事から最短の方法でいって着たいと思ってます。そんなわけで今年は休日を調整して仕事に励みます。

2011年1月8日 1:57 PM  カテゴリー: 未分類