2009年12月21日

正しいインプラント治療 その2

歯の欠損=インプラント?? 正しい選択でしょうか?
確かにインプラント治療による処置はまるで御自身の歯が再製したような処置も出来るようになりました。しかし チタンと言う人工物を生体が受け入れ、安定している状態を長く保つには、インプラント周囲の骨の状態や歯周組織 の状態がとても重要なんです。一般に歯が抜けると、その歯を支えていた骨 歯槽骨と言いますが なくなっていく運命になっています。これは 発生学的にも歯の赤ちゃんが出来た部分に歯槽骨が存在し歯の成長とともに歯槽骨も歯を支える為にその容積を増していきます。したがって歯が抜けるとその歯槽骨も役目ガ終わり少しずつですが吸収されてくることが生理的な現象です。特にその傾向は前歯に顕著に起こります。元々前歯は薄い歯槽骨で歯が支持されてますから 吸収も早いんです。特に前歯にインプラントを行う場合は抜歯後骨の吸収が安定してから行うことが安全だと思います。または薄い骨がなくならないように吸収しにくい材料を用いること必要かと思います。このことはインプラントを支持する骨の幅と高さを得るばかりか 審美領域での歯肉の形も維持する為には骨量はとても重要なんです。奥歯に関しては比較的厚い歯槽骨により歯は支持されてますこれは臼歯部は元々大きな咬合力を受けているためにその力を受けるために生体は頑丈な構造となったものと考えられます。このことはインプラント治療にとっても有利に働きます、すなわちインプラント周囲には厚い支持ことが存在するためにインプラントが堅牢に支えられることを意味します。ただし常に大きな咬合力を受ける臼歯ですからインプラント処置の設計は前歯とは別の設計上の力学的配慮が必要となります。

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2009年08月04日

 此処まで来た再生医療 チタンインプラントの将来

<マウスの歯>再生 正常な機能を確認 東京理科大など
8月4日6時1分配信 毎日新聞

 歯のもとになる組織を歯茎に移植して歯を再生し、正常な歯と同等の機能を持たせることに、東京理科大、東北大、東京医科歯科大などのチームがマウスで成功した。4日発行の米科学アカデミー紀要電子版に発表した。入れ歯やインプラント(人工歯根)に代わる治療につながる成果で、他の臓器や器官に応用できる可能性もあるという。

 東京理科大総合研究機構の辻孝教授(再生医工学)のチームはこれまでに、胎児マウスから、やがて歯になる細胞「歯胚(しはい)」を取り出して培養し、「歯の種」(再生歯胚)を作成。成体マウスの上の奥歯を抜いた後に埋め込み、神経や血管を含め歯をまるごと再生させることに成功している。

 機能を調べた今回の実験では、再生歯は歯茎移植の38日後に生え始め、約50日で下の歯とのかみ合わせが可能な高さまで成長した。マウスの50日は、人では約5年に相当するという。

 また、歯に力を加え実験的に矯正したところ、通常の歯と同様にあごの骨と歯をつなぐ骨の形が変化し、再生歯があごと機能的につながっていることが確かめられた。再生した神経が痛みや圧迫の刺激を脳に伝えていることも確認できた。

 マウスは系統が同じなら、違う個体同士でも組織や器官を移植することが可能だ。だが、人の場合は臓器移植時のような拒絶反応が起きる。チームは今後、拒絶反応の心配がない患者自身の歯や口内の細胞を使って歯胚を再生する研究に取り掛かる。【元村有希子】

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2009年07月30日

素晴らしい研究に拍手喝采

最近のインプラント体の研究は如何に骨と強固に結合することができえるかという方向に 多くの研究がなされている。インプラント治療を受ける患者さんはもちろん、私たち インプラントジスとのとっても朗報といえる 報告があった。
インプラントのチタン性能向上 紫外線で2-3倍に
 【ワシントン17日共同】歯科のインプラント治療で使われる人工歯根などのチタン材料は製造後、骨細胞との接着力が半分以下へと急速に劣化するものの、紫外線の照射で回復することを、米カリフォルニア大ロサンゼルス校歯学部の小川隆広准教授(修復・インプラント学)らのチームが17日までに発見した。研究の一部を近く英国の専門誌に発表する。

 劣化後の接着力を2-3倍に高める技術を、日本で年内に実用化させるための準備を進めている。世界で年間数百万人が利用しているとされるインプラントなどの治療効果向上に役立つと期待される。

 失った歯を再建するインプラント治療では、ねじのようなチタン製の歯根を手術であごの骨に埋め込み、骨の細胞が歯根を覆って固定される4、5カ月後に、人工の歯をかぶせて完成させる。

 チームによると、チタン材料は製造直後から空気中の炭素が表面に付着し、細胞との接着力が1カ月後に約半分に、実際に使われることの多い数カ月後には約3分の1に、それぞれ低下することが分かった。

 小川准教授によると、接着力が低下すると歯根が抜け落ちるリスクが高くなる。

 一方、チームは特定の波長の紫外線を照射すると炭素が除去され、接着力は照射しない場合に比べ、埋め込み後の早期には3倍、最終的には1・8倍に高まることを、ラットの実験で確かめた。

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2007年05月14日

患者さんが知りたい インプラント治療 QandA

患者さんからいただいたインプラント治療についての質問をご紹介いたします。
Q インプラントってどのようなものですか?A 歯がなくなった部分に人工的な歯根になるものを作ることを言います。材質は、チタンと言う金属で、
体に最も優しい金属です。
Q 骨を削る手術は痛くないのですか?A 通常の麻酔で十分効果がありますので、手術中は全く痛くありませんので心配しないでください。
手術と言っても簡単なインプラント手術1本から2本程度は親知らずを抜くより簡単です。
Q 手術後は腫れや痛みまた安静が必要ですか?A もちろんあまり過激な運動は控えていただきたいですが、会社を休んだり、家事が出来ないような事等ありません。大きな手術の場合、腫れや、痛みが残ることもありますので、休養がてら2~3日体を休めたほうが良いかと思います。痛みや 腫れは手術の大きさや 個人差によるものが大きいように思います。しかし術後にお出しする痛み止めで十分対応できます。
Q インプラントをするには年齢制限はありますか?A 基本的にはおいくつになっても可能と思います。しかしお年を召され、日常に生活に問題があるよう な方や 心臓疾患、内臓疾患の重篤な方はまずそちらの治療後に検討すべきと思います。
Q 骨のやせてる方は出来ませんか?A 現在はかなり シビアーな症例も様々な手法で可能になったと思います。しかし中にはあまりにも骨の状態の悪い人はインプラント以外他の方法も検討します。
Q インプラントは何年持ちますか?A 一般論から言えば10年以上からもっとそれ以上持つともいます。現在では20年以上の症例も多く 見かけるようになりました。しかし患者さん一人、一人口の中の状態は様々です。インプラント治療方法も異なります。口腔ケアーの違いもあります。一概に何年持つとは判定できませんが、お互い協力して10年以上は長持ちさせたいと思います。
Q 手術してから何ヶ月くらいで咬めるようになりますか?A 以前では6ヶ月まってから咬めるようにしてましたが 最近では手術後2ヶ月程度で冠を被せ咬めるようにしています。今日では抜歯後直ぐにインプラントを入れ咬めると言う論文や先生もいるようですが、多くに諸問題も隠れてるようです。治療期間中は多少患者さんにも 不都合を与えますが確実な方法を選択すべきと思います。無理をして、せっかく処置したインプラントが機能しなくなっては全く意味がありません。確実な方法を選択すべきです。
Q 治療費に各医院差があるようですがどうしてですか?A インプラント治療は自費診療です。よってその先生が各自で決定してかまわないのです。その決定 要件には、使用するインプラントの単価も違い、その先生の技術も違います。一概に 安い高いは決められません。全ては技術料金です、被せ物も技術の良い技工士さんが作れば高価になります。
私の知る限りでは1本 インプラントをして咬めるようになるまで30万から70万円と大きな開きがあります。金額については担当医と相談してください。
  
このような質問をお持ちの方が多いのではないでしょうか。インプラント治療は高額な治療ですので、納得の上治療をお受けください。

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2006年10月31日

インプラント治療をビジュアル化にして説明いたします。

 患者様のCTレントゲン画像から3次元的に画像処理を施し、術前の診断や治療方法を患者様にも理解しやすく ビジュアル化して説明いたします。 この画像処理は高度な画像診断ソフトえをPCにより、インプラント手術を3次元的に審査診断出来るものです。またこの画像処置を利用した サージカルガイドにより、従来では考えられなかった、手術も可能となりました。すなわち歯肉を切開しないで、適切な場所にインプラントを埋め込むことができる為、術後の痛みや、腫れなどが全く無い、処置ができるようになりました、当然術中の出血もほとんど無いために、通常の手術が困難な患者様にも対応できるかと考えます。更に術前の手術、シュミレーションはより安全な手術方法を選択することができ、患者様にも安心して処置を受けることが出来る事となり、手術の不安なども解消されること思います。
この画像処理システムはノーベルガイドと言います。私はこのシステムに大いに期待してます。そして患者さんとっても、最も効果的で安全ななインプラント治療を提供できると考えてます。

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2006年09月06日

インプラントのための歯槽骨増大方法

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 この症例は 歯周病で歯を失い インプラント希望で来院した患者さんの口腔内写真です。現状ではインプラントはおろか残存歯も危ない状態でした。状況を説明し基礎歯周治療終了後に、インプラントのための歯槽骨増大術と歯周病のための外科処置の治療選択しました。
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 歯肉を開いた状態です。自然に抜けた場所やその周囲の歯を取り囲む骨がかなり吸収しています。これが歯周病の実態です。
DSC_0015.JPG  歯周組織再製治療 エムドゲインと歯槽骨増大処置 GBRをしました。今後3~6ヶ月後にインプラント治療に入りたいと思います。

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 外科治療終了時の状態です。
 歯を失うことは様々な原因があると思いますが、歯周病の高度な進行は歯ばかりでなく、歯を支える骨をなくす結果になる為に インプラントのみならず ブリッジや義歯を入れるのにも支障をきたします。
特に前歯部領域では歯と歯肉のバランスが審美に大変重要で、外観からも見える場所です。このような部位へのインプラント治療はいかに適切な場所にインプラントを植立出来るかが鍵となります。もしインプラントを立てる場所が無ければこの処置のように、歯槽骨の増大方法も必要とされます。

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2006年08月29日

患者さんからの手紙

 昨年、義歯が合わなくてインプラントを用いた、義歯を作りました。たった2本のインプラントですが、患者さんの受けた恩恵は大きかったようです。この患者さんは今年86歳の高齢ですが、今でも民謡の先生をしてお元気な方でした。数日前にお礼のお手紙をいただきました、とても具合が良いようで、私も大変嬉しく思います。頑張ってワープロで書いていただいた手紙です。%E6%A2%85%E6%B4%A5%E3%80%80%E7%A4%BC%E7%8A%B6.jpg

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2006年08月28日

OJ 大阪ミーティング参加

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 8月26日27日 両日大阪千里ライフサイエンスセンタ^にてOJ大会が開催されまいした。友人の鈴木先生 発表に為金曜日から大阪入りをしました。久しぶりの大阪でした その夜は札幌のの木村先生に誘われJIADSの方々と美味しいお好み焼きに舌鼓をして翌日に備えホテル入りしたのは午前2時過ぎでした。熟睡中の小川先生を起こしてしまいました。(小川先生 ごめんなさい)。 翌日の鈴木先生の発表は、前歯部の審美インプラント治療について 綺麗なケースを発表してました。私も心の中で 腕をあげたと感心しました。当日は海外演者を含め 興味ある内容の講演会でした 大阪は30度を越える猛暑でしたが多くの方の参加がありOJの元気さが伝わりました。写真はOJの大会での多くの友人たちとの楽しいショットです。講演会での情報も有意義ですが このように頑張っている方々に囲まれると いつも元気をもらいます。明日からの仕事にも精が出る学会でした。

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2006年08月21日

インプラント関連情報ブログ開設

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 このほどインプラント治療に特化したブログを開設しました。最新インプラント治療情報やインプラント治療の経過、推移などを報告いたしたいと存じます。実際の治療の期間や費用なども写真を用いて解説したいと考えてます。またお問い合わせや、質問もこのコーナーを通じてお答えしたいと考えてますので、インプラント関係に関することならご連絡をお待ちしています。アクセスはホームページトップの安心のインプラント治療の画像をクリックしてください。インプラント関連特集へ直接アクセス出来ます。

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2006年07月24日

 母校講演 一般臨床家として伝えたいこと

 先週のタイから予防活動を終えて帰ってきました。今週はチョット疲れが残っていましたが、久しぶりの自由なな時間が得られた為、9月に予定している、母校のインプラント科での講演のためのプレゼンテーションつくりをしました。母校の講演会はお世話になった教授や大学病院勤務医の先生方また大学院の研究生などいつもと違った聴講者の為、講演を依頼された嬉しさもありますが、プレシャーも大きいものです。いつもなら 私と同じ様な臨床家や経験少ない若い先生たちの前でのお話ですから少し気楽に出来るのですが、今回は、学生時代のお世話になった教授や講師の先生、スペシャリスト集団の前だけに、下手なことは言えず、理論的な背景の上、考察をしなくてはならず、まるで学生時代に受けた口頭試問をまた受けるような気分です。今回の講演をする経緯は品川で開業してる小川先生の講習会に私がお手伝いに行ったときに 母校のインプラント科の先生方が来ていたのがきっかけでした。そのときの縁で今回のの講演となった訳です。公演時間は小川先生と私で2時間いただきました。小川先生はお得意の審美領域のインプラント治療の話を考えていますが、私は「咬合崩壊症例におけるインプラントを用いた機能回復とレストレーション」と題した内容で行なう予定です。(演題倒れにならないようにしたいと思います)大学病院のような大きな組織は縦割りな診療体系が多い為、外科 歯周病、インプラント、保存、補綴などの各科目でのスペシャリストは多いのですが、特に複合的な治療の場合、一人の患者さんを治療するには、複数の先生の処置が行われる為に治療の考え方に相違が生まれることもあります。その点私たち一般開業医は大学人ほど専門性は無いかも知れませんが、最初から 最後まで一貫して治療できることが強みだと思います。患者さんが何を考え 何を希望するかということ、偉そうな言い方をすれば、口の治療からその方の人生感までも考慮した治療が出来るようにと思います。しかしそのことは大学関係者も気がついていることで、縦割りの体系の問題点を我々臨床家から意見を聞きたいように感じました。そのようなことから今回は、学術的な話より、インプラント臨床を通して患者さんとのかかわりを中心に、お話できたら良いかと考えてます。

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2006年07月05日

適材適所なインプラントの選択

現在、臨床に使用されているインプラントは多数の種類があります。インプラントの選択は、基本的には使い易い、治療結果が良好なもの,信頼出来る会社のものなどを選択します。しかし、一度導入すると、もっと使いかって良いインプラントがあってもなかなか他社のインプラントを使用することが出来なかったののです。しかし今日では何処のインプラントメーカーでも良好な結果を得られるものがほとんどになりました。しかし同じ様な形をしたインプラントでも各社のインプラントではそのメーカーの考え方により設計のコンセプトが異なります。1回の手術に重きを置いた製品や2回の手術を推奨する製品、または骨の性質によって使いやすい製品、手術後短期間で機能させることが出来る製品など、手術手技や患者さんの要望や個々の骨の形や性質によっても、適応となるインプラントは、どの会社のインプラントも同じではありません。私も 同一会社のインプラントを長い間使ってきました、もちろん結果は良好ですが、個々の患者さんの状態に合わせた手術を行なうことを考えると、どうしても数社の性状の異なったインプラントが必要になります。特に
前歯部では特にその傾向が強いようです。またオペ後速やかに機能させるには、特にインプラントの形態に左右されることも多いと考えます。現在当院では通常の一回のオペで対応できる処置に関してはストローマンインプラント(スイス製),骨の弱い上顎や審美部位にはリプレイスインプラント(スウェーデン製),また即時負荷をかけたり骨の狭窄したケースにはブローネンマルクインプラント(スウェーデン製)にて対応しています。確かに手術の器具やパーツは煩雑ですが。このインプラントの使い分けで、従来ならインプラント手術が不可能な症例や大きな骨造成の為の手術も回避できるようになりました。使用インプラントは全て、全世界で用いられてる、主要インプラントであり、大変信頼の高い 安全な製品です。もちろんインプラントの選択も重要ですが、それをたくみに使いこなす手技が最も重要であることがインプラントの成功につながる事と確信いたします。

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2006年06月19日

出張インプラントオペ

 先週の土曜日は午後3時の診療終了後知人の歯科院へ、インプラント手術のお手伝いに行きました。
この先生は私の先輩で、一般歯科では経験豊富な先生なのですが、インプラント治療を導入して間もない為、手術のお手伝いに行きました。私も、インプラント治療を始めたころには、ベテランの先生に指導、お手伝いしていただき、大変心強く感じたものでした。特にインプラント治療の結果を左右するものは、手術をいかに間違いなく行なうことが重要です。もし此処で、失敗したら 患者さんも大変な思いをするでしょうし、行なった先生も、二度とインプラント手術を行なわなくなることと思います。ですから最初は絶対に成功するような 術式とインプラント装置の選択をしなくてはならないのです。今回の場合も術前のCT画像の準備、前日の手術シュミレーションを行ないました。このケースは インプラントを導入し始めのケースとしては、難易度の高いものでしたが。これが難しいのか否かもはじめたころはは判定が難しいのです。
CT画像では、インプラントを埋入する為の骨量はあるようですが、いざ手術となると、全く次元の異なることも多いのです。特に我々の処置は 真っ白な画用紙の上に自由に絵を書くようなものですから、その描き方によっては全く思った結果と異なるものになってしまうこともあります。また口の中は、狭く、処置を行なうことが難しい場所も多くあります。患者さんの口の開け方も、大きく開けない方もいます。舌が邪魔する方もいます。このような場所にインプラントを入れる穴を掘るわけですが、細い骨、硬い骨、中には骨の中に空洞のあるもの、様々ことに遭遇します。特に顎の中には神経や血管の密な部分もありますので、とても注意が必要です。歯科医なら通常判ってることですが、経験が少ない、いざというときに、余裕がなくなり 頭の中がパニックになることもあります。私も最初のころは、そんな経験もしたことを覚えてます。
だから最初の手術は 絶対に失敗しないことが肝要です。その結果が良くなくては次の手術も行なわないと 経験も詰めません、上手にもなれません。今回の手術は 難しいケースでしたが とてもうまくいきました。担当の先生も安心され、患者さんに手術の結果報告をしました。共に大変喜んでいました。微弱ながら、お手伝いできたことを私自身、喜んでいます。今は インプラント治療も成熟した時期と思いますが、どんな良好なシステムを使用したとしても、所詮、行なうのは人間です、失敗はないとは断言できません、無論私もその一人です。ですから、研修をしてより安全処置方法、システムを探さなくてはならないと思います。多くの学会に 最近はとても若いし先生方が多く見えてます、勉強することは大変良いことと思います、しかしその反面あまり経験のない方が、メーカー営業マンの勧めるままにインプラント治療を行い過ぎる傾向にも少し疑問を感じることは私だけなのでしょうか。これからインプラント治療を導入される先生、また経験の少ない先生は是非、ベテランの先生と一緒に処置を行なうことをお勧めいたします。

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2006年04月28日

先生、こんなもの入れられない!

 先日インプラント治療によってかみ合わせの機能回復を行なった50代、男性の患者さんの、半年前の訴えでした。
この方は 半年前に歯周病で上顎のブリッジと下の歯を、合計5本抜きました。ブリッジはできない為、まずは費用をかけないようにと保険で入れ歯を作り、使っていただくことにしました。義歯を装着していただいた日に、まず使用してみてくださいと患者さん告げ、その日は帰宅していただきました。次回の予約日に来院されたときに患者さんは不機嫌な顔をしてました。いかがでしたかと尋ねると、「気持ちが悪くて 口の中に入れられない。」とのことでした、義歯については ご自信のなれも必要とのこと、当たりの調整も必要とのことを説明し理解していただきました。その後数ヶ月後に再度来院されました。「義歯の調子はいかがですか」と尋ねると全く使ってないとのことでした。患者さんは他に何か良い方法がないかとのことでしたので 今までのようにブリッジの設計は前後の歯がない為不可能とお話しました。インプラントのついては、説明しましたが、患者さん自身がそこまでの治療を求めなかった為(口腔衛生に関心がない事)と抜歯直後の為に選択からはずしました。しかし 今回の来院でインプラントで出来ないかとの申し出もあり、レントゲンを撮影し検討しました。検討の結果 難しい手術でしたが上下に5本のインプラント処置し、現在はご自身の歯が再生したかのように満足されているようです。患者さんの治療を行ってると、この方の歯科に関する興味がでてきたのか、非常にブラッシングも良くなり、環境の良い状態が出来るようになりました。インプラント部のみならず、保険の冠も良いものに変えてほしいということになり、とても綺麗な口元になりました。当然咬み合わせの機能回復も出来 歯周病で何年も好きなものが食べられなかった事から、これから何でも食べてみたいと張り切っておりました。失礼なことかと思いますが、性格も大変明るくなったようです。以前は 不機嫌な顔をして診療室に来れましたが今はニコニコされて来院されます。
この患者さんの最後の治療で奥歯の冠のやり返しを予定してました。取り外したら 虫歯と歯周病の進行で保存が難しい状態でした、患者さんにはとりあえず残しましょうかと伝えると「先生、インプラントで出来ない?」といわれました。ちょっと驚きでした。患者さんからインプラント処置を積極的に言われないのですが、この方は今までの結果に満足され、完璧な状態を望む結果なのかと思います。人って変われば変わるのだなと思いました。私はこの方に最初にインプラントしなくてよかったと思ってます。なぜなら 最初にインプラントを受け入れられたとしても、あまり口腔環境の衛生意識のない状態ならこのインプラントも他の歯と同様に歯周病状態になって 短命になったと想像します。今、この方は毎日の食生活や歯を磨くことも楽しみなようです、口腔環境もとても良い状態です。歯周病も進行が止まり良い状態です。私も患者さんの期待に応えるために最後のインプラント治療を行うこととしました。
 歯医者の仕事は口の中の状態を良くする事が目的ですが、この患者さんののように人生観までも変わって 明るくなっていただいたことも医者冥利につきることだと思います。

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2006年03月31日

その日から咬めるインプラント治療

近年のインプラント治療ではインプラントを植立した日から咬めるようにする方法も出現してきました。これには幾つかの条件が必要です。基本的に無歯顎のかたが対象となります。上顎、または下顎に全く歯がない状態の方に、インプラントを4本ないし6本、8本植立をして、一時的に既存の義歯を加工し、その日から固定性の義歯にするものです。ここで全く歯の無い方と言っても、歯周病やひどい虫歯の方は手術の当日または事前に抜歯し、仮義歯を制作、使用していただきます。そしてその義歯を利用して手術後直後に固定性の義歯を患者様に装着しますので。患者様はその日から 固定された歯で食事や会話が出来るようになります。最近では4本のインプラントを使用して片顎12歯を支える方法も登場し、臨床で応用されております。この方法はオールオンー4という方法です。このコンセプトに対応するには インプラントの植率時にしっかりとした固定が得られることが条件です。一般のインプラントより少し長いものが使用できることが条件です。この方法をの利点は その日から固定式の義歯で咬むことが出来る。インプラントが少ない為費用を抑えることができるなどの利点があります。
長年不適合な義歯や高度な歯の崩壊している患者様には処置した日から、自由に会話や食事が出来ることは大きな喜びと考えます。3_0_main_image.jpg

この方法の処置費用は最終的な固定性義歯の制作費を入れて。
上顎 180万円 下顎 180万円  上下顎 340万円となります。
処置の前には十分な診査を行ないます。

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